星の王子さま―オリジナル版
サン=テグジュペリ
岩波書店 刊
発売日 2000-03
著者の生誕100年を記念し作られた復刻版。挿絵は著者自身が描いた米オリジナル版そのままの絵が載せられている。これまで親しんできた挿絵と比べると輪郭がはっきりしていて鮮明、そのほかにも「ささいな違い」を見つけながら読み進めていく楽しみもある。
本書は、ストーリーの展開を楽しむ意味においては子ども向けだが、むしろ大人向けのメッセージに満ちていて、本来人間には「心の目」が備わっているということを呼び起こされる。その、真実を見ることのできる「心の目」をもって、大切にしていかなければならないモノを感じ取り、それを生かしていくことで人は豊かになれるはずなのだが、さまざまなことに心を奪われ見えなくなっていき、やがて見ようともしなくなる(王子が訪れた星に住む大人たちは点灯夫以外その象徴のようでもある)。
キツネの言葉「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目には見えないんだよ」は著者からの、大人、そしてこれから大人になる子どもたちへの警鐘なのかもしれない。(加久田秀子)
高校生の時に 2007-07-31
高校生の時に授業でやってそれが忘れられなくて大人になり買いました。はじめて読んだ時はみずみずしかったですね。読みやすくてそれでいてハッとさせられる。最近は国語とかの授業で嫌×2読まされた作品をもう一度本屋で探して見つけて読むのにはまってます。記憶をたどっても名前もわからない作品ばかりなのですがこの作品は名前もバッチリ覚えていてよかったです。一時間もあれば読めます。小説を読むなら古典が一番ですね。
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