黄金の羅針盤〈上〉?ライラの冒険
フィリップ プルマン
新潮社 刊
発売日 2003-10
映画化でニコール・キッドマンに期待大! 2007-07-08
この原作は、"いわゆる日本の子供向け"には三つの問題があるように思われます(笑)
一つは、結構残酷な描写があったり、また本来愛情あふれるハズの人間関係が非常に素っ気ないのです。ハートウォーミングなシーンより、心がヒンヤリとしてしまうシーンの方が圧倒的に多いように思われました。
二つ目としては、ライラが決して「良い子」ではないこと。例えば、穏やかな日常生活において、彼女が他の子供グループに仕掛けるイタズラと来たら...ちょっと笑えないかもです(笑)
しかし、この二点には同時にメリットがあるように思われます。
この作品のイメージを暗くどんよりとさせることで、逆に他のファンタジーにないオリジナリティを感じさせるのかもしれません。
また、ライラが単に素直な少女であったら、この作品に出てくる「海千山千」の大人たちを敵に回し、味方に取り込み、この冒険を続けていくことはできなかったでしょう。
そして、三つ目は、ニコール・キッドマン演じる女性が守ろうとする事柄についてです。これは、キリスト教圏ではない日本の子供達には理解できない可能性が高いのではないかと...。争いの原因でもあるので”隔靴掻痒”になりそうです。
この辺りは、これまで他の映画(Ex.アザーズ)で”信念を頑ななまでに守る一人の女性の強さ・弱さ”を演じて評価されてきた♪ニコール・キッドマンに期待しています。その演技から、正確にコトバにはできなくても、何か大事なニュアンスは感じ取ることができるのではないかと...
原作を読んだことで、映画公開3月が非常に楽しみです。
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